皆さんどうもトロです。
最近寒くなって冬の足音が近づいてきましたね。
冬といえば車を持っている人の多くがやることがスタッドレスタイヤへの交換ですね。
最初はホイールにタイヤを組んだりするのでディーラー・ガソスタ・カー用品店などで交換してもらうことが多いと思います。しかし次のシーズンからはわざわざ持って行って交換してもらうのが面倒と思う人もいるでしょう。
そこで、今回はタイヤの交換方法を紹介していきたいと思います。
用意するのは左図の三つです。左からインパクト・トルクレンチ・油圧ジャッキです。
インパクトと油圧ジャッキはあれば楽という感じなので右図の車載のレンチとパンタジャッキでも大丈夫です。
ただトルクレンチは安全上の適正トルクが決まっているので必須アイテムです。
その他安全のための車止めや、ナットを入れる空箱・軍手等を用意しておくと便利です。
ジャッキポイントはDJデミオの場合、フロントは左図のボルトに挟まれた少しボコッとしている部分、リアは右図の少しボコッとしている部分です。
この部分でジャッキアップするとボディへの影響を最小限にできます。
ジャッキをジャッキポイントまで持ってきたら、少しずつ上げて正確にジャッキポイントに合わせます。合わせが終わったらそのままジャッキを操作して車体を持ち上げていきます。
大体小指一本分ほど浮かせましょう。あまり浮かせすぎるとタイヤをはめなおすときに苦労します。
サスペンションがあるので実際にはこれぐらい車体が浮き上がります。
それではタイヤを外していきます。
DJデミオの場合はレンチやインパクトのソケットは17mmを選択します。
道具を購入する際は車載のレンチなどからナットサイズを調べておくとよいでしょう。
緩める際は右図のように対角で順番に緩めていきます。
5点止めの場合も同様です。こちらは星を書くような感じで緩めるとよいです。
まずは順番通りにいったんナットを緩めます。
レンチを使う場合は緩んだ瞬間にレンチが手や足に当たって打撲する恐れがあるので緩む瞬間は注意してください。
4か所緩めたらナットを外していきます。外すときに図のように足でタイヤの下側を押さえておくと、タイヤが傾いて作業しづらくなったりホイールがネジ部に当たってネジ山が傷つくのを防ぐことが出来ます。
全てのナットを外せたらタイヤを取り外します。
外した状態がこちらです。特にフロントタイヤはブレーキダストで汚れているので、軍手を使うか事前に洗車をして汚れを落としておくことをお勧めします。
スタッドレスを取り付ける前にナットの締め付けトルクを確認します。
大体場合、車検証などと一緒に上図のような説明書が入っていると思います。
他の車種の場合でも説明書に記載されていると思うので必ず確認してください 。
適当に締めると緩すぎて走行中に脱輪したり締めすぎてボルトがねじ切れる場合があります。
DJデミオでは締め付けトルクは621ページに記載してあります。
この場合108N.m~147N.mと書かれていますね。
最初は下限値付近で締め付け、100kmほど走行してから上限付近で再度締めなおします。
理由としては、ネジ等に若干の遊びがあり一度締めただけでは若干偏るので走行によってホイールのセンターを出すためです。
最近はナットがテーパー(斜めになっていること)になっているので一発でセンターが出るとも言われてますが、念のためやっておくに越したことはないでしょう。
閉める際にも緩めるときと同様に対角に作業していきます。これもホイールの偏りを防ぐためです。そして、
最初は絶対に手回しで
ナットを装着してください。
理由は、いきなりレンチやインパクトで閉めようとするとナットが斜めにかかっていても締める力が強いのですんなり締まってしまい、ネジ山を壊してしまうからです。
そうなるとハブボルトという部品を交換しないといけなくなってしまい余計な費用や手間がかかるためです。
手回しである程度締めたらレンチやインパクトで締めていきます。
対角に4巡ぐらいして徐々に絞めていきます。
この時インパクトを使う場合は締めすぎに気を付けてください。
そしたらいったん車体を下ろします。
油圧ジャッキは勢いよく下がることがあるので徐々に油圧を抜きましょう。
ボディを下げたら上述のトルクに設定したトルクレンチで締めていきます。
こちらも対角に締めていきましょう。
大体のトルクレンチは設定トルクに達したときにカチッと感触があります。それ以上締めると締めすぎにつながるのでそこでやめるようにしましょう。
タイヤ交換の方法はサマータイヤとスタッドレスタイヤの入れ替えのほかに、スペアタイヤが載っている車種の場合はパンク時のスペアタイヤ交換にも役立つので覚えておいて損はないと思います。
それでは、また。
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